耳の病気
犬が何度も頭を振ることがあります。このしぐさをしたら耳の病気を疑いましょう。耳の病気で最も多いのは外耳炎や耳かいせんです。犬の耳は人間より複雑で通気性が悪く、たまった耳垢が変質したり、耳垢に細菌が繁殖しやすい状態です。
頭を何度も振るのは、耳の中の異物や寄生虫を振り払おうとしているためです。また、耳の中がかゆい時には後ろ足で耳の後ろを掻くしぐさを繰り返します。特に耳が垂れている犬種や耳の中の毛が長い犬種は要注意です。特に耳の病気になりやすいので、耳掃除と耳のチェックは必須です。
外耳炎は細菌、ダニ、アレルギー、腫瘍などの病気や耳垢、異物などが詰まって外耳道が炎症を起こす病気です。かゆみを伴いますので、犬はしきりに頭を振ったり耳をかいたりします。外耳炎が悪化すると中耳炎に、さらにひどくなると内耳炎になり、膿が出たり悪臭がしたりします。内耳を悪くすると一定方向にグルグル回るなど運動障害も起こってきます。深部になるほど治療も大変ですので、少しでもおかしいと感じたらすぐに病院に連れて行きましょう。
耳かいせんは耳垢を食べるミミヒゼンダニが外耳道の皮膚に寄生して起こる皮膚病です。ミミヒゼンダニは感染力が非常に強く、特に生後2〜3ヶ月の子犬は寄生されやすいようです。ミミヒゼンダニが寄生すると、黒っぽく悪臭のする耳垢が出ます。治療してミミヒゼンダニを完全に駆除しなくてはなりません。
耳の中に虫や草の実などが入ってしまったら、飼い主が自分で取ってはいけません。かえって奥に入ってしまうことがあります。またそのままにしておくのも危険です。外耳や周辺の皮膚が厚くなり耳の穴をふさぐ恐れがあります。放置せず、必ず病院に連れて行ってください。
犬の聴力は人間の6倍あるといわれています。犬は目があまり良くないかわりに耳が発達しています。しかし耳の病気になってしまうと聴力も落ち、音で危険を察知しにくくなりますので、散歩中などは気をつけなくてはなりません。
