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散骨を望むなら
テレビで紹介されていたのは、妻も子供もいないから、兄弟に迷惑をかけたくない、という理由から散骨を望んだ人でした。兄弟姉妹の仲がそれほど良くない人たちも多いように思いますが、こと散骨になると「兄弟を散骨なんかしたくない。」と考える人もいるようです。そこには先に述べた「体裁」や「家柄」が絡んでくるのかもしれません。
本人が「散骨してほしい」と希望し、それが誰の迷惑にもならないことならば、それを叶えてあげたほうが良いのではないでしょうか。自然葬や散骨は、土に水に地球に帰ることです。自分が死んだ後のこと、遺された人のことを考えたからこそ自然葬や散骨に辿り着いたのだと思います。それを実現させてあげることが遺された人の愛情ではないでしょうか。
自分が亡くなった後に自然葬や散骨を望むのなら、普段から家族と話したり、文書にしておいたりするほか、生前予約という方法もあるようですので、何らかの形で自分の意思を示しておくのがよいのかもしれません。
散骨に関する調査では、自分の散骨を希望する人は18.6%で若い人と高齢者の間で差はありません。しかし散骨に対して否定的な人は若い人では40%ですが高齢者では57%と多くなっています。自分が死んだ時に縁者がいない人の場合は、やはり散骨を希望する人が多いようです。
また散骨を希望する場所は海が53%、山が22%、自分にゆかりのある場所が12%、宇宙が10%になっています。散骨を希望する理由はお墓にしばられたくない、自然に帰りたい、遺族に迷惑をかけたくないというものがあります。
散骨を希望しない人の理由は、気持ち悪い、自分の骨をばら撒きたくない、遺族に手間をかけたくない、入るお墓がある、などがあります。
