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依存症と否認
依存症とは、ある行為にのめりこんでしまい、やめようとしてもやめられない状態のことをいいます。依存する対象のモノや行為への執着が強く、日常生活を普通に送ることができなくなります。精神的にも身体的にも悪影響を及ぼしますが、依存症は治療をしなければ改善しません。
依存症の患者はモノや行為に依存していることを認めたがりません。依存していることにより問題が起こっているのに、それを否認して依存行為を続けます。そのため依存症は「否認の病気」といわれます。
薬物依存症なら「マリファナなら害が比較的少ないから大丈夫だろう」、アルコール依存症なら「自分はお酒を飲んでも身体を壊したことがないから少しくらい飲みすぎても大丈夫だろう」、買い物依存症なら「これくらい借金して買い物してもすぐに返せるだろう」、など、自分だけは大丈夫、と依存することにとって起こる問題を否認するのです。
このようにして依存症がどんどんひどくなります。また依存症のために人間関係や夫婦関係など日常生活にも支障が出てきますが、これを
依存の対象物のせいにし、自分が依存しているという事実を否認することもあります。
薬物依存症なら「薬をやめれば問題ない」、アルコール依存症なら「お酒をやめれば今までどおりの生活に戻れる」、など家族や恋人など周囲の人間も、対象物のせいにして、否認行為をすることもあります。
否認は依存することへの言い訳にも使われ、「依存するのは世の中がつまらないからだ」「自分の人生はかわいそうだから依存していい」「人間はどうせ死ぬのだから依存していい」、などと言う人がいます。